自分の小さな「箱」から脱出する方法、を読んだ時のフセンを追ってみた
どうしてボタンのかけ間違いのように人間関係が崩れていくんでしょうね。
この点についての一考察でもあると思った本。
自分の感情に背いたとたん、物事を見る目が変わってくる (p.137)
他の人、自分、その状況全体、すべてを見る目が、自分の行動を正当化するような視点で、世の中を見はじめるというわけだ
わたしは箱の中にいる、つまり自分を裏切っているわけ (p.157〜)
そして、箱の中にいると物事がちゃんと見えなくなる。自分や他の人のことをありのままに見ることができなくなって、自分が求めているものすら、わからなくなるの。
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考えれば考えるほど、無責任な息子に腹が立ってきた。10時のニュースを見てるあいだも、息子のことでいらいらしていた。
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息子が実際に責任ある行動をとったとき、約束通りにしたとき、わたしは喜んだ?「いいえ、喜びませんでした」
ところが箱の中にいると、(p.164)
自分がひどい目にあったときにこそ、もっとも必要としていたもの、つまり自己正当化の材料を手に入れることができる。
相手は嫌な奴だった、自分が責めて問うぜん の奴だった、という証拠が得られるんだ。
他人は自分の敵ではない (少なくともかってはそうだった場合が多かろう)。
他人とお互いに攻撃的な位置関係になってしまった時に
- グッと踏み留まり
- 深呼吸でもして
- お互いに現在の状況がおかしいことに気付こうと提案できる
そんな自分になれます。
というか手痛い代金をいくどか払ってきている自分は、もう充分に下地はあるはず。
あとは努力と深呼吸 (コレ重要w) 。
- 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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