タクティクスオウガ、リメイクだなんて!!

1995年にSFCで発売かー。これはまたずいぶんと懐かしい。
でも超名作だったので楽しみ。オリジナルメンバー再集結だし。
こうなると続編も期待してしまう。。



関連作品どれも良かったけど、個人的にはFFタクティクス獅子戦争とFFタクティクスアドバンスが特に好き。

タクティクスオウガ外伝  The Knight of Lodis

タクティクスオウガ外伝 The Knight of Lodis

ニンテンドーDSi ブラック【メーカー生産終了】

ニンテンドーDSi ブラック【メーカー生産終了】

まだ玉石混淆の遺伝子検査


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100813-OYT1T01215.htm

がんやアルツハイマー病のリスクが分かるとするものや、子供の「才能」が分かるとうたうものまである。ただ、科学的根拠は必ずしも明確でなかったり、説明が十分でなかったりするものも多く、日本人類遺伝学会や専門医らは「利用者に大きな誤解と不安を与える恐れがある」「遺伝情報は血縁者にも影響を与える重大な個人情報。専門家のカウンセリングなしの検査は危険」と警鐘を鳴らしている。


記事の内容にはほぼ同意…ただこの記事の発端になっているのはまさに現在アメリカで沸騰中のFDA vs (2007年以降に登場した怪しくない) 遺伝子テストサービス会社のマジメで手探りな遺伝と社会のせめぎ合う議論なのだと思われるのに、そこには触れられてないのが残念…*1
ということで遺伝子テストに興味を持ってる専門家の端くれが好き勝手につぶやいたのがこちら。「才能判定?手軽な遺伝子検査、科学的根拠は… 」でちょっと言いたい - Togetter
今の最先端の遺伝子テストって決して怪しいものじゃない。ちゃんと扱えるようになれば人の役に立つから見守ってほしいというのが今の僕の願いです。<追記>
臨床遺伝カンファレンスで医師相手にトークさせて頂いた時のスライドはこちら。他サイトのキャプチャ画像などは大人の事情で削除していて伏字もあるし見づらいですが、最先端DTC遺伝子テストは怪しいものではない、サポート体制とリテラシー向上があれば正しくメリットを享受できるのでは?、と話してみました。

スライド中で「日本人類遺伝学会の2008年の声明が見つからなかった」と記載していますが、このブログのコメントで所在を教えてもらいました => http://jshg.jp/dtc/index.html


ちなみに頂いた質問や感想などせっかくだから列挙。

  • 結果を聞いて自殺した人は過去にあったのでしょうか?
  • FDAはなんでずっと放置していたんだろうね
  • 結果を医師がフォローする体制になっているのか?
  • 生命保険に損得が出て来る
  • 匿名で受けることで、生命保険で不正を働ける
  • 誰か別の人の唾液を送れるか?
  • パートナーと同じ遺伝子に変異があったと分かっているなら、カウンセリングもできる (これは通常だと第一子が生まれて初めて分かるケースに近いから、という意味らしい)
  • アメリカでのルーツ探しの話があったが、逆にそれが民族的な疾患のなりやすさにつながり、差別を生む可能性があるのではないか?
  • 他人の検体で実施できてしまう可能性があるのではないか?
  • 匿名で実施できるのかどうか?また、逆にクレジットカードなどで個人が特定できる可能性は?
  • 保険契約で不利になったりする事はあるのでしょうか?
  • 検体受付の年齢制限はあるのでしょうか?
  • 2種類の会社に出した検査結果で違いはあったのでしょうか? (ジェノタイピングの精度は? という意味だったらしい)
  • 何年か後に実際にかかった病気のリサーチなどはあるのでしょうか?
  • 寝てる人はいなかった。
  • 下を向いてる人もいなかった。
  • みんな興味深く聞いていたと思う。
  • 中には実際の症例についての話を聞きたかった人もいるのかもしれないけれど、それは説明が単純明快な結果、もの足りなさを感じたせいだと思うので、とてもわかりやすくて良い発表だったと思う。
  • 症例発表聞きたかった人でも、家に帰って家族や子供に話すネタとなって良かったと思う。
  • 年配の女医さんが、何度も頷きながら聞き入っていた。
  • 波平さんを医者でも知っているんだなと感動した。

*1:記事の容量とか狙いもあるだろうし、しょうがないけど

遺伝子テストサービス (いわゆるDTC) 各社の簡単なまとめ

 海外で遺伝子テストサービスの是非について議論沸騰しているけど、空気読まずに各社紹介とかやっちゃうよ!

背景

 前回 Pathway Genomics社の遺伝子テストサービスを受けてみた - つぶやき〜 を書いてみたのは、個人的には万人にお勧めはできないですよー、と自分なりに声をあげるのが目的の一つだった。いまのところ日本人が万全のサポートを受けれない状況もあるし。なのでオッズ比やらGWASやらも全然説明する気がないエントリーになっていて、分かる人で興味があれば受ければ良いよね、という立ち位置で書いてる。不親切ですまん。。でも実際に ゲノムを解析したら、どんな病気になりそうか知ってしまった... | ギズモード・ジャパン みたいな後味の悪い話もあるしね。
 ただ個人的には、理解できる人で興味ある人は受けたらいいよ、という考えがあるので、各社を少し紹介してみよう!、というのがこのエントリーなわけです。

さっそく deCODEme / 23andMe / Pathway Genomics / Navigenics 各社を紹介するなど

deCODEme

http://www.decodeme.com/
アイスランドdeCODE社が提供しているdeCODEme。
Complete editionで2000ドル (!) で、タイピングするマーカー数は最も多い (およそ100万SNPs)。
情報発信用ブログはこちら http://www.decodeyou.com/
自分の遺伝子型データを一括ダウンロード可能。


 私見だけど、deCODEmeが一番アカデミックな感じがする。いい意味で堅いとか真面目と言い換えてもいい。これは母体がdeCODE genetics社だからというのもあるし、Kari Stefansson博士の存在が大きい。彼はNatureなどで自分なりのPerspectiveを述べていたりするのをたまに見かけるが、その意見は実直ですごく好感が持てる。と思ったら3月くらいに一度取り上げていた。

Personalized genomic information: preparing for the future of genetic medicine - つぶやき〜

 deCODE genetics社はざっと見る限り130の疾患遺伝子解析を報告しており、この領域で最高レベルの学術誌である Nature genetics 掲載もゴロゴロある。

 これに加えて deCODEhealthという医療側と患者側の間に収まるサービスも始めているようで、こちらも興味深い *1

23andMe

http://23andme.com/
アメリカのマウンテンビューでスタートした会社。Google資本が入っていることでも有名。こちらはアカデミックというより柔らかい感じがあって、ユーザーのコミュニティ作りにも力をいれている。
Complete editionが499ドルで、タイピングするマーカー数は50-60万SNPs
情報発信用ブログはこちら 23andMe Blog - Welcome to The World of Genetics
自分の遺伝子型データを一括ダウンロード可能。
困ったことに日本から直接オーダー出来ない…*2


 ブログやTwitterアカウント(@23andme)が非常に活発で他社より目立つ。また特筆すべき活動として23andWeがある。これはWeb上でアンケート形式でユーザーから表現型情報 (例えば、指を組んだら左右どちらが上になるか、とか背中毛は濃いですか?とか) を回収し、関連する遺伝子座位を特定しようというおもしろい試み。http://www.mol-dx.net/2010/06/post-11.html で紹介してあるし、興味があれば論文自体がPLoS geneticsでオープンアクセスなのでどうぞ!
Web-Based, Participant-Driven Studies Yield Novel Genetic Associations for Common Traits

 これに感動して自分もいくつかつぶやいていたりした。

Pathway Genomics

http://www.pathway.com/

 前回のエントリーで取り上げた会社 Pathway Genomics社の遺伝子テストサービスを受けてみた - つぶやき〜
Complete editionで450ドルで、タイピングするマーカー数は公開されてない。
情報発信用ブログはこちら http://blog.pathway.com/
自分の遺伝子型データを一括ダウンロードは出来ない。


 最初の2社に較べると、アカデミックで名前が売れてるわけでもないし、日本でニュースにならないこともあって知名度は劣ると思う。でも会社としては真面目で、訳の分からない遺伝子検査、ではない。遺伝カウンセリングを受けられる体制もきちんと取っている。州の認可なども最初から真面目にやっていたっぽい。

Navigenics

http://www.navigenics.com/
 あとはNavigenicsが有名だと思うんだけど、これは受けられる人が限られている (契約してる会社の従業員とか) のでよく知らない。。

なんとなくまとめると

 deCODEmeのサイト内にあるものだけど、各社比較のデータはこちら。
http://www.decodeme.com/product-comparison
だしておいてなんだけど、現状のDTCやGWASからのリスク推定の性能を考えると、そう大きな差が生まれる基盤はあんまりないよな…。

 コストの話をすると、割引クーポンがたまにあるようなので利用すると安くなる。実際僕のケースではPathway Genomicsが2.2万円だった。23andMeはクーポンではないけど3万円で入手したし。


 完全に僕の好みでいうと、

  • deCODEme -> 高いけど、DTC遺伝子テストサービスの最高峰。でも高い。。
  • 23andMe -> 活動がおもしろいのでお勧め。購入方法はなんとかして。
  • Pathway Genomics -> 価格もべらぼうに高くないので体験してみたい!、とかに良いかと。

結果出るのに6週間くらいかかるけど、夏休みの自由研究的な気持ちでどうでしょう。

*1:http://www.tobyo.jp/tobyoblog/ さんでよく見かけるHealth2.0をイメージするんだけど合っているだろうか?

*2:Amazonの個人出品は異様に高いのでお勧めしない…

Pathway Genomics社の遺伝子テストサービスを受けてみた

結論から言うと、現状の遺伝子テストサービスは

  • 疾患に関する遺伝研究の知識、または強い好奇心を持つ科学者
  • 遺伝に興味のある医者

というような人以外には勧められない。
僕が個人的に勧めないってだけなんだけど、実際に自分で体験してみてそう考えた。このエントリーは誰にでも分かるように親切には書いていない。ほとんど意味が分からないなぁという人は今はまだ利用しない方がいい、という判断材料にしてもらえると嬉しいです。

注意書き

この記事を読むと日本語であまり紹介されていない遺伝子テストサービスが実際どういうものか、ちょっと分かります。
ただ最初にお断り2つほど。もったいつけてすまんね。

1. このエントリーについてはCCではないです。
無断で僕の遺伝情報が分かる内容を何かのスライドに使うなどしないで下さい。
遺伝情報を直接引用でなければ、その他の引用・言及はしてもらって構いません。


2. 1に書いたように僅かですが僕の遺伝情報が公開されています。
そういった目的は持っていませんが、読み手次第で不愉快になるなどあるかもしれません。あなた自身の判断で読み進めてください。

ということで、レッツゴー。

遺伝子テストサービスとは何か

遺伝子"テスト"サービスとは、あなたのゲノム、つまりDNAを調べるもの。特定の薬に対する反応性、特定の疾患に関わることが知られている遺伝子だけに限定して調べる。注意したいのが、"テスト"であって"診断"サービスではないということ。
この6月くらいにPathway Genomics社がWallgreenというドラッグストアに、この"テスト"キットを置いて販売網を拡げようとしたところ、FDAからストップがかかった。現在これらDTC (Direct To Consumers) 製品を販売する会社らの出方を待っている*1。ちなみに、ほとんどの会社は2009年くらいから、カウンセリングできる医者を紹介できる体制を取っている。
各社の簡単な紹介記事もかいてみた => 遺伝子テストサービス (いわゆるDTC) 各社の簡単なまとめ - つぶやき〜

僕の結果、僕の遺伝情報をいくつか見てみよう


PPARgがイイ感じのOdds ratio (オッズ比) を示している。
でもこれはしょうがない。だって日本人の90%くらいがC/Cなのだから。だから僕がC/Cでも悲観する必要はない。これはむしろ残りの10%くらいの人たちが幸運にもリスクを下げる遺伝子型だと表記すべきだよ。


これはAPOE4がないということを表している。正直に告白すると、この結果には胸を撫で下ろした。このSNPは他に比べて例外的に効果が強いからだ。その意味が少しは分かるだけに結果が出る前、このテストを受けたのはあまりに安易だったかな、とちらっと後悔したことも白状しておく。

まとめのようなもの

  • どうして受けようと思ったのか?

好奇心。自分 (の遺伝子) について知りたい、はごく自然なことなんだ*2
それにいずれ遺伝情報が医療の現場や社会に、そこにあるべきものとして普通に存在するようになるだろう。これはちょっとした予行演習や未来の先取りみたいなもんだ。

  • ねえ今どんな気持ち?どんな気持ち?

好奇心という観点からすれば -残念なことに- 当初の目論見は外れて大きい動揺はなかった。でも収穫はあった。実際に体験してみるというのは、やっぱり違う。頭では分かっていた。まず大したことにはならない、と。しかしいざ結果が見れる状態になったとき、結果によっては遺伝的に近い姉妹へ時間をかけて説明しようと考え始めてた。自分の遺伝情報は自分にだけ影響があるものではない。その意味を少しだけど感じ取れた。


今回のテストで悪い結果だったとしても、別に悲観しなくてもいい。いいんだけど、それを理解するには科学知識がいる。ここで出て来た遺伝的要因よりもライフスタイルの改善の方がよほど大きな効果を表すものがほとんど (もしくはすべて) だ。けれども、科学者でない人が一人で理解できるのかな?サポートする体制があるか?、というと現状かなり疑問だろう。これが全ての人には今のタイミングでオススメは出来ない、という理由になる。

変化は起きるものだけれども、リテラシー不足・体制不備のために科学が人を不幸にするのを見たくはないよ。社会と遺伝が良い関係を築けるように何か貢献する責任も感じる。いや、そんな立派なことが出来る人間ではないのだけれど、ほら一応科学者だし(キリッ


あとGoogleファウンダーのSergey Brin氏のポジティブな意見表明も引用しておこう。*3

I know early in my life something I am substantially predisposed to,” Brin wrote. “I now have the opportunity to adjust my life to reduce those odds (e.g., there is evidence that exercise may be protective against Parkinson’s). I also have the opportunity to perform and support research into this disease long before it may affect me. And, regardless of my own health, it can help my family members as well as others.


最後にこの遺伝子テストを受けた結果を短くまとめると「(超訳) 遺伝的に問題は見つからなかったけど、もっと運動の習慣つけろ。健康にいいぞ。」だった。
良いテストだな、それはとても正しい指摘だと思うよw
最初からお勧めしないとかいうツカミをしたわけだけど、僕自身はこういった機会が持てたことを楽しんだし、感謝している。将来こういったことが他の人にも拡がれば良いとも考えている。最後まで読んでくれてありがとう。

*1:書いてから放置していたので、現在では絶賛議論中

*2:科学者やってるくらいだから、ね。

*3:Brin氏の記事は23andMeのブログで読める http://spittoon.23andme.com/2008/09/18/google-co-founder-blogs-about-23andme-data-parkinsons-risk/

.irbcrにもbegin-recue-endを書くと良いかも

などと今日ふと気付いた。というかハマった。
ということでこうした。.irbrcにbegin-rescue-endを書いているお手本を見かけ無いように思うので、一応ブログにしてみた。そんなのでハマるのが僕だけという可能性もあるが(・ε・)キニシナイ!!

begin
  require 'rubygems'
  require 'active_support'
  require 'pp'
  require 'irb/completion' # メソッド補完
  require 'what_methods' # what? でメソッドを調べる
  require 'wirble' # カラーリングの設定

  IRB.conf[:AUTO_INDENT]=true
  IRB.conf[:SAVE_HISTORY]=2000

  Wirble.init
  Wirble.colorize

  class Object
    def local_methods
      (methods - Object.instance_methods).sort
    end
  end

  alias q exit
  
rescue Exception => e
  p e.message
  p e.backtrace
end

複数台のMac/Windows/サーバーで.irbrcなどドットファイルを使いまわすと、特定のgemが入ってないということがわりと起きる。
ところがirbはgemがない等の理由でrequireを失敗しても標準出力に出してくれないので気付かない=>なんか期待した動作にならない…、となる。
Exceptionを拾ってやれば、エラーが明示されてくるのでcompletionが効かない…、などのトラブルの原因にすぐに気付ける。

20歳のときに知っておきたかったこと、を読んでみた

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

  • 作者: ティナ・シーリグ,Tina Seelig,高遠裕子
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2010/03/10
  • メディア: ハードカバー
  • 購入: 475人 クリック: 17,353回
  • この商品を含むブログ (395件) を見る

わたしが伝えたかったのは、常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、そして自分自身の限界を試す許可を、あなた自身に与えてください、ということなのですから。

人間、限界を自分で勝手に決めてしまう。ここでの限界は、任意の問題の定義、と置き換えても良いかもしれない。限界の認識を塗り替えましょう、というメッセージのある本だった。

方法論をじっくり書いている本ではない。すごい会議、とか、アイデアの作り方、みたいな方法論を期待してはいけない。

何度も読む類の本ではない。ただ数年後に読み直すと自分の視野が狭くなってないか、気付きがありそう。事例がまとまって書いてあるので一読の価値はあると思う。


個人的には、自分が限界だと思っていたところを超えて動ける人がいる環境というのがとても大事なのだと思う。

すごい会議?短期間で会社が劇的に変わる!

すごい会議?短期間で会社が劇的に変わる!

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方